TechNote

事務屋のおぼえがき

WindowsUpdateで「この更新プログラムはお使いのコンピュータには適用できません」対応時のメモ

ローカルネットワークで運用しているシステム用の端末(かなり長期間WindowsUpdateが行われていない端末)のUpdateを頼まれた際に、スタンドアロン更新を試みるも、途中で「この更新プログラムはお使いのコンピュータには適用できません」ではまった際に学んだことのメモ。

基本的な作業の流れは、https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4000825(←ここでは4000825の例)で必要なKBを確認し、Microsoft Update Catalogから必要なmsuをダウンロードし、ダブルクリックで実行していく。

その作業過程で必要となるコマンドのいくつかを下記に列挙していく。


まず、現状どの更新プログラム(KB)が適用されているかを確認するにはこれ。

wmic qfe list


なんかファイル破損や整合性がおかしくなったのかなと思ったときはこれ。システムイメージのチェックを行い、イメージが正常かどうか、破損の場合は修復が可能かどうかを表示する。これはWindowsが不安定になった場合などでも有効なコマンド。

DISM.exe /online /cleanup-image /restorehealth


それでもおかしいような場合はこれ。システムファイルがスキャンされる。

sfc /scannow


上記を試しても「この更新プログラムはお使いのコンピュータには適用できません」メッセージが出るような場合は、「サービススタック更新プログラム」を疑う。これを先に適用することで、「この更新プログラムはお使いのコンピュータには適用できません」メッセージが出なくなることがある。

自分の例では、1607(14393)でKB4103720をあてた後に、KB4103723以降のものが上記エラーでまったくあたらなかったが、サービススタック更新プログラムKB4520724をあてることで、以降のものがあたるようになった。

<参考>
更新プログラムのインストール処理を改善するサービススタック更新プログラムについて