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事務屋のおぼえがき

「組織内で輝く個になる」ということ

引き続き「ウェブ時代をゆく - いかに働き、いかに学ぶか」をゆっくりと読んでいる。少し先の自分に必要になりそうな言葉なのでメモ

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大組織の中で生きている人間で、勤めている会社の存続にも確信がない、「大組織適応性」資質に自信がない、漠然とだが30歳〜45歳を「ここではないどこか」で仕事をしたい、と思っている人は危険であるという。そのような人に以下のような心構えを奨めている。

そういうタイプの人は、「その会社から吸収できることをすべて吸収し、その十五年間のできるだけ早い時期に辞める」というビジョンを持って生きるべきだと思う。最終的にその組織を離れないことになったとしても、自覚的に十五年をそう生きれば「組織と個の関係」も対等に近づいていくことだろう。そんな決意を秘めて働いている人の方が、逆説的だが、組織内で「輝く個」になれる。「吸収できることをすべて吸収する」と決めたら、多様性と広がりに満ちた組織全体の中で「自分の志向性」に合致する場所を見つけ、積極的に働きかけて、何とかそこに移っていくことである。そしてその新しい居場所で、志向性のおもむくままにどこまでも行き「突き抜け感」のようなものを経験できると「けものみち」を歩いていく準備がだいぶできたことになる。
第六章 大組織 vs. 小組織

そういえば同じ職場の人で「輝く個」のような人がいた。その人も「退職」とかたまに口にしてた。まさに「決意を秘めて働いている人の方が、逆説的だが、組織内で輝く個になれる」の身近な例であった。

自分はちょっとそういうところを失いつつあったので気をつけよう。



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