TechNote

事務屋のおぼえがき

【Windows】要件を満たしていないWindows10マシンをWindows11へアップグレードする(Rufus非使用)

Windows 11のシステム要件チェックを回避して、非対応のパソコンにインストールしたときのメモ。

isoイメージのダウンロード

まずは下記サイトよりisoをダウンロードする。

https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11

「Win11_22H2_Japanese_x64v1.iso」がダウンロードされる。

ここから、通常は「Rufus」等のソフトを利用してインストール用USBメモリを作成するという流れになるが、今回はそれを行わない方向で。

isoファイルをマウントして中身をコピー

ダウンロードした「Win11_22H2_Japanese_x64v1.iso」をマウントする。

環境によって異なるが、仮にDドライブにマウントされたとしたら、Dドライブを開き、配下のファイルやフォルダをすべてコピーし、デスクトップ等へ作成した新しいフォルダ内へペーストする。(※デスクトップ等へ作成した新しいフォルダの名前はなんでもよい。ここではそのまま「新しいフォルダ」とする)

appraiserres.dllの編集

コピーが完了したら、「新しいフォルダ」内へコピーされた「sources」フォルダを開き、「appraiserres.dll」というファイルを探す。

見つけたらそれを右クリック⇒「プログラムから開く」⇒メモ帳などのテキストエディタで開く。

この「appraiserres.dll」はシステム要件をクリアしているかどうかを確認するような役割を果たすものなので、中にかかれていることをすべて選択(Ctrl+A)⇒削除(deleteキー)して、上書き保存する。

setup.exeの実行

「新しいフォルダ」内の「setup.exe」をダブルクリックで実行する。

「Windows11のインストール」画面が起動するが、ここでそのまま「次へ」をクリックせず、「セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」をクリックすること。

「更新プログラム、ドライバー、オプション機能の入手」画面となるので、「今は実行しない」を選択して「次へ」。

以降は通常の流れと同様にWindows11への更新処理が開始する。

ただしこの方法で無理矢理要件チェックを回避してアップグレードした場合、今後のアップデートでどのようになるかは保証されないので注意が必要。