夢を実現する戦略ノート
- 作者: ジョン・C.マクスウェル,齋藤孝
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2005/08
- メディア: 単行本
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世界第一級のメンター:マクスウエルの著書を斎藤孝氏が翻訳したものである。
以下、当時の自分が赤線を引いていた箇所。
- 自分の夢を絞り込む、見極めることが、成功できるか否かを決める重要なポイントになってくる。
- 「流されて生きるか」「自分で切り開いてく人生を生きるか」を決めるのは、この自分の心を見つめる作業をいとわずにできるかにかかっている。
- 自分の生きる目的、使命に目覚めた人こそが、充実した人生、つまり成功人生を送れるのである。
- 私自身は「自分が充実感を味わえているか」が、成功、不成功を分ける大きな尺度だと思っている。
- つまり人生には解決案しか意味がないのである。マクスウェルも「問題」ではなくで「解決」のほうにエネルギーを投入しろと書いている。
- 変化を恐れると、そこでよどんでしまう。常に新しく脱皮を重ねていけということだ。
以上は実は斎藤孝氏による前書きの部分のみからの抜粋。
少なくとも当時の自分には、翻訳部分よりも斎藤孝氏による前書きの部分に響く部分が多かったということだろう。
ただ、当たり前だが翻訳部分にももちろんすごいことが書かれている。ただし、メンターの本が素晴らしいのは当たり前なので、ここでは自分が「緑の線」(誰がみても重要というより、自分のアンテナに引っかかったところに引く線)を引いたところの一部を挙げておく。
成功とは旅である、とした上で以下のようなことを言っている。
多くの人が抱えている問題は、彼らの人生がちょうどこのクルーズとよく似ていることである。目的地もなく、海図もない旅なのだ。宙ぶらりんな状態のまま、快楽を求め、毒にも薬にもならないような活動にうつつを抜かしている。そういうことをしている間は、同じところをグルグル回っているだけで、自分を向上させることはまったくできない。
もうひとつ。この言葉を当時何回心の中で反芻したかわからない。今みてもハッとさせられる。
もしも昨日まで自分がやってきたことが大きなことに思えるなら、今日はまだたいしたことを成し遂げていないということだ。
アイデアを10倍生む 考える力
- 作者: 斎藤孝
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
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集中への入り方として、斎藤孝氏が自分でいろいろ実践した結果よかったものを紹介している。当然「呼吸法」や「ファミレス勉強法」など、他の著書にも書かれているようなものも紹介されているが、「マンデリンというコーヒーを試した時期があったが胃を壊してやめた」などのエピソードも書かれていて興味深かった。
以下、赤線を引いていたところの一部。
- いくら考えているといっても、アイデアなり何らかの成果を出さない限り意味はない。成果がなければ「下手な考え、休むににたり」ではないが、考えていないのと同じだ。そういう意味で、考えるとは成果主義だ。朦朧として五里霧中の中を彷徨っているだけでは、考えているとは言わない。
- 考えるというと、非常に個人的な作業のように思えるかも知れないが、それを社会的な作業にかえていかなければ意味はないということだ。その点では「考える」とは必ず他人からのチェックを受けるということになる。
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