よくある要望で「入院時の病名で多いやつをちょっと調べてみて」というのがある。
このようなときは、様式1ファイルを少し整形して主治医情報等を付加したもの(「拡張様式1」と呼ぶことにする。これを使用したほうが後で追加要望などがあったときに融通がきく)を使用して、SQL書いてGroupBy結果で件数の多い順に並べたリストを取得し、それをExcelに貼付けて提示してやるようにしている。
やり方自体は単純なSQL一発で済むが、注意すべきは要望の真の意図を知ることである。
「入院時の病名」を言葉通り受けとって、様式1ファイルの「入院契機病名」をカウントしたらアウト。(そして間違った結果を提示しても、依頼側もそれが誤っていることに気づかないまま結果を受け取ることになるだろう)
分析前に依頼側が何気なく使う「入院時の病名」の意味をよーく考えることが大事である。
- 作者: 藤森研司,中島稔博
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